耐塩性植物によってエネルギー問題・食糧問題解消へ

By , 2010年12月26日

耐塩性植物で今まで使用されていなかった土地を農地に

食糧生産をやめてバイオ燃料用作物を作るということで、食糧問題がより深刻になると言われてきました。食料生産量は世界の人々をまかないきれるだけの量はあるはずなのに、飢餓は起きています。その状況でバイオ燃料用作物の生産量を増やしていくことは、飢餓が深刻となっていってしまうでしょう。しかし、今まで使用されてこなかった土地をバイオ燃料用作物栽培地とすることが出来れば、この問題は解決ですよね。

「塩水で育つ植物」がエネルギー・食糧問題を解決? | WIRED VISION

塩水を好む植物が、これまで有効利用できなかった約130万平方キロメートルにも及ぶ土地を、エネルギー用作物などの栽培地に変えてくれる可能性がある。そうなれば、昨年バイオ燃料の成長を大きく妨げるもとになった、食糧か燃料かという激しい論争に終止符が打たれるかもしれない。

塩水を好む作物を栽培することで、世界の灌漑農地の面積を50%増やすことができる。これが実現すれば、代替燃料のメーカーはこうした作物を、罪悪感なくバイオマスとして利用できるようになり、食品価格の高騰を懸念する国際連合の語気も和らぐだろう。国連のある関係者は、耕作地をバイオ燃料用作物の栽培地に転用することを「人類に対する犯罪」だと非難している。

~一部省略~

Glenn氏は、環境保護などの要素を考慮に入れた上で、世界の約125万平方キロメートルに及ぶ使われていない土地を、塩生植物と総称される耐塩性の植物の栽培に利用できると報告している。Glenn氏らの計算によると、この土地から1年に生産できる燃料は石油15億バレルに相当するという。米国で必要とされる液体燃料の35%にのぼる量だ。

塩生植物は、塩水で育つ。塩分はほとんどの[地上]植物に害を与えるが、塩生植物では塩水を利用して水分を吸収している。簡単に言うと、自らの塩分濃度を周囲の塩水より高くすることで、浸透圧を利用して水を取り込んでいるのだ。

この耐塩性植物の作物を栽培していけば、農地として利用できる土地が増え、食糧問題とエネルギー問題共に解決へと向かうことができそうですね。

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2 Responses to “耐塩性植物によってエネルギー問題・食糧問題解消へ”

  1. チュン より:

    もともと耐塩性を持っている植物ってあるんですね。
    マングローブくらいしか知らなかった・・・。
    ただ、耐塩性植物すべてが食べられるものではないのでは?と思いました。だから食糧問題解決のためには耐塩性遺伝子を導入した農作物を作る必要も出てくるんだと思います。

  2. パッチ より:

    >チュンさん
    競合するものがいないところのほうが生き延びやすいために、
    耐塩性植物が誕生したのでしょうかね。

    たしかに、農作物で耐塩性でないとダメですね(笑)

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