鳥インフルエンザなどの病気の拡大には様々な要因が―地球温暖化や生物多様性の減少も
鳥インフルエンザの感染経路にも気候変動の影響が
鳥インフルエンザという言葉をよく耳にするようになりましたよね。日本においても様々な地域で確認されています。そして、日本で発生した鳥インフルエンザの遺伝子配列が99%以上一致していることから、同じ経路からの流入という考えがされているようです。そのインフルエンザは、渡り鳥から伝染しているとのことです。
現在、鳥インフルエンザの流入経路というものが、変化しているということもだんだんと分かってきています。以前は、シベリアから中国を経由して日本に渡り鳥がくると考えられていたのですが、2010年、日本へ飛来する時期が早まったことと、以前中国で発生していた鳥インフルエンザが渡り鳥が飛来する時期で確認されなかったということです。このことから、シベリアから日本へと直接渡り鳥がきている可能性が高いと考えられます。このことは何を意味するのでしょうか?
アジアで蔓延する鳥インフルエンザ、生物多様性の減少も影響:生物多様性:ECO JAPAN -成長と共生の未来へ-
現在、日本を襲っている鳥インフルエンザは、中国を経由せずに直接シベリアから日本に持ち込まれたと考えられている。なぜ中国を経由しなかったのか。渡り鳥の生態や周辺の生態系に変化があったのか。
中継地点である中国の生物多様性が減少し、エサがなくなったのかもしれない。また渡り鳥たちを襲う敵が新たに現れたのかもしれない。確たる証拠は今のところ無い。ただ、病原性が低い鳥インフルエンザにおいては、気候の変化が感染症の発生を左右することが報告されている(Gilbert et al., 2008)。ルート変更や距離短縮などの移行挙動、渡り鳥の種類の構成、そして分布など渡り鳥のパフォーマンスが気候の変化によって変わるということだ。
気候変動による環境の変化や、それにともなく生物多様性の変化によって、渡り鳥の飛来経路が変わってしまっているのでしょう。環境の変化によって生物多様性に異変が起きてしまい、そのことによって、その地域に住む生物がまた変化していく。悪循環ですね。また、以前から言われていることですが、地球温暖化に伴い、蚊などの病気を媒介する生物が増加してしまうことも問題があります。病気が蔓延してしまう危険性が高まりますからね。
地球温暖化、そしてそれに伴って起きる生物多様性の減少というものは、地球環境を悪化させることはもちろん、人間にとってもマイナス面が大きいということをもう一度深く考えなければいけませんね。
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